初々しい陽光の中、雪国にも新たな命の季節が訪れました。
ここ大久保の工房では雪で傷んだ庭木や薪小屋の手入れを終え、毎朝の畑通いが再開しています。
2022年春のお便りでは、昨年に柏崎に誕生したスタジオ&フローリストの「Éden de filtre」さんとの
作品をご紹介させていただきます。
古より全ては同じ自然の環の中にある人・花・鋳物。
スタジオ&フローリストの「Éden de filtre」さんと原 惣右エ門の小さな物語が始まりました。
当工房の三代目が原型制作をした「杵型」の花入れ。
世代を超えて親しまれてきた伝統的な花入れと
瑞々しくしなやかな感性との出会い。
花:「溢るる」ラナンキュラス・ポピー・スイートピー
藍沢ちひろさん
花入れ:斑紫銅花入れ 「杵型」
五代晴雲 原 惣右エ門作
□Éden de filtre
梅の老木と共に静かに佇むスタジオのオーナーはフローリストでもある藍沢ちひろさん。
幾重もの時間と思い出が詰まったお爺さまの生家に新たな役割を託し、再生されました。
過去と未来を繋ぎ、全てが唯一無二の存在として今在ることの喜びを実感できる、
そんな願いが込めたれた空間です。
柏崎市東本町3−3−33 ☎︎0257-35-7700
IG:_filtre10101_